いよいよ《後編》である。 《中編》では、エクパット東京や警察庁生活安全局が、第三次男女共同参画基本計画に児童ポルノ禁止法による漫画やアニメ規制など、多くのメディア規制条項を入れたにも関わらず、それらを福島みずほ男女共同参画担当相が大幅に削除・修正したエピソードを紹介した。 ただし全てが削除や修正されたわけでは無く、一部は残った。 その一つが後に問題になる 性・暴力表現が人々の心理・行動に与える影響についての調査方法を検討する。 という一文だ。 実はこの一文が、後の平成27年12月25日に閣議決定された第四次男女共同参画基本計画では、削除という展開を迎えていた。 では第三次男女共同参画計画と第四次男女共同参画計画では、一体何が変わったのか? ■第四次男女共同参画計画では、表現規制はどうなったのか? まず第三次男女共同参画計画にあった『第13分野 メディアにおける男女共同参画の推進』が完全に削