JR岡山駅で2008年3月、岡山県職員假谷国明さん(38)をホームから突き落とし死亡させた少年(18)は、広汎性発達障害の一種「アスペルガー症候群」だった、と各紙が報じた。これに対し、「障害名を出すことはいらぬ誤解を生む!」と関係団体は激怒。ネット上には「発達障害児(者)を犯罪予備軍みたいに言うのはやめて」などのカキコミが出ている。 「障害名を出すのは自粛して欲しいと訴え続けてきた」 「アスペルガー症候群」とは自閉症の一つで、高機能自閉症、高機能広汎性発達障害と殆ど同じ意味で使われることがある。症状は人様々だが、知的に問題はないものの、他の人との社会的関係をもつことが難しいのが特徴だ。周りから浮いてしまったり、社会的ルール(暗黙の了解)がわからず素直に「本当のこと」を言ったりもする。想像力に欠けるものの、集中力が高く、機械的記憶力が優れていることも多い。 岡山の事件では、高校を卒業したばか
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