『恐怖の無能税理士』とってもたくさん稼いでいたとき、最初は、学生時代の友人の税理士に税務を頼んでいた。問題は、きわめて、細かいことを言ってくるのと、住んでいるエリアと税理士の事務所が距離的に離れていることだった。埼玉県と神奈川県の端っこは、とても遠い。私の事務所は、人形町にあったが、成りたての友人は、神奈川周辺で必死にクライアントを集めていた。したがって、打ち合わせの時間が合わない。彼はその分、私に帳簿の整理をせっつく。いま、思えば、その彼（今でも友人だ）に頼んどけば、良かったが、だらだら、やっているうちに、契約が切れた。 そこで、突然「税務署の紹介で電話している」という嘘をついて、トラブル無能税理士から、電話がかかってきた。当時は、たった３人で億を超える仕事を抱えていたので、正直言って、税務どころではなかった。トラブル無能税理士は、私に「社長は仕事だけをしていればいい。税務は私に任せて」と大きな事を言う。そ
