「インターネットが突然つながらなくなった。自宅の光ファイバー回線用のケーブル(光ケーブル)をカラスに食いちぎられていた」。福岡市東区の80代男性から、西日本新聞「あなたの特命取材班」に情報提供があった。思いもよらぬ展開に戸惑う男性に、修理した作業員はあっさり言ったという。「よくあることです」。カラスがごみ袋でなく、光ケーブルを狙うのはなぜなのか。専門家に聞くと、さまざまな可能性が浮かんできた。 男性は毎日、自宅のパソコンでインターネットを使っているが、7月末、急に通信できなくなった。NTTに電話で問い合わせたものの、ルーターは起動しており、機械の故障ではなさそう。ようやく来てくれた作業員が、電柱から光ファイバー回線を自宅につなぐ引き込み線部分がちぎれているのを見つけ、こう言った。「カラスの仕業だ」 ...