春も終わり、季節は夏へ。薄着に備えて体の線が気になり始める頃ではありませんか? スタイリッシュな体の維持には適度な量の食事と十分な運動が大切。でも「食べ過ぎてしまう」。そんな悩みを抱えている方も多いでしょう。 意志が弱い?いやいや食品添加物、それもある種の「増粘剤」が、食欲にストップをかける邪魔をしているかもしれないのです。あくまでも「可能性」ですが、米国イリノイ大学のスミト・バタチャリヤ氏たちが明らかにしました。ネイチャーが発行する国際学術誌「栄養と糖尿病」に5月16日、掲載された論文をご紹介します [文末文献1] 。 増粘剤に広く使われている「カラギナン」が「満腹ホルモン」の分泌を抑制?今回バタチャリヤ氏たちが実験した物質は、「カラギナン」と呼ばれる糖類です。 食品添加物としては「加工ユーケマ藻類(別名:ユーケマ)、精製カラギナン(別名:紅藻抽出物)、ユーケマ藻末(別名:ユーケマ)」と