プレスリリース 研究 2020 2020.06.19 南鳥島沖の「超高濃度レアアース泥」は地球寒冷化で生まれた : エネルギー・資源フロンティアセンター 大田 隼一郎助教、安川 和孝講師、システム創成学専攻 見邨 和英(D3)、中村 謙太郎准教授、エネルギー・資源フロンティアセンター 加藤 泰浩教授ら 東京大学大学院工学系研究科の加藤泰浩教授を中心とする研究グループは、2013年に南鳥島沖の排他的経済水域内で、有望な海底鉱物資源「超高濃度レアアース泥」を発見しました。この超高濃度レアアース泥は、レアアースを濃集する魚の骨を大量に含んでいます。しかし、そのような大量の魚の骨が、いつ、どのようにして堆積したのかは、依然として謎に包まれていました。今回、本研究グループは、魚の歯の化石と海水中の極微量元素であるオスミウムの同位体比を組み合わせた年代決定法を用いて、超高濃度レアアース泥が約3,450