今日は古本を六冊買った。カントの『純粋理性批判』が三冊、平泉澄の『物語日本史』が三冊だった。どっちも上中下三冊ある。 『物語日本史』の出だしには、若干右翼的とも取れる表現がある。日本史の本なのだから、そういう表現があっても不思議ではない。むしろ、右翼的な心情にアピールしなくては日本史を語る根源的意味に関わってしまうかもしれない。世界史を語るのには民族的感情はなんら必要ないだろう。むしろ確乎とした教養を修めるにあたって今現在の世の中に必要とされている歴史的知識は世界史の知識なのであって、日本史はその中の数ページにのみ位置づけられるに過ぎないし、事実地歴三科目のうち必修なのは世界史だけだ。それはそれで正しい位置づけであり、正しい歴史認識なのである。この東洋の島国がどれだけ世界の歴史を動かせたか。確かに日本は戦後は経済的な大発展を遂げてそこそこは歴史を動かしたかもしれないし、戦前だったら驚異的な
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