横浜市にある築40年の木造住宅を改修して1万5千冊の本と暮らす研究者ご夫妻の家にしました。改修前の住宅では、大量の本が整理しきれず、所有していると判っている本でも探し出すよりもネットで買った方が早いということで同じ本を何冊か買ってしまっていたということです。 生活場所は横浜市港北区、東横線沿線の駅から徒歩五分程の住宅地にある築40年ほどの木造住宅です。ここに住まわれているのは、お二人とも研究職のご夫婦とそのお父様です。ご自宅でもご自身の研究を追求されているお二人には、一般的な間取りは必要ありませんでした。ご依頼は、1Fをお父様のためのバリアフリー住宅にして、2Fに膨大な蔵書を建物の中に押し込めたいというシンプルな物でした。設計の初期段階では、書庫のようにどれほど効率的に本を収納出来るかという計算を行ったりしました。設計を進めていく中で単に本を詰め込むのではなく膨大な本のボリュームと生活空間