7月3日に東京・白金のクックパッド本社で行われた「ユーザーを向いたインターネットサービスづくりについて考える」は、クックパッドとリクルートの役員2人が、ざっくばらんに対談する、ちょっと変わった趣旨のイベントだった。 片や創業50年を超え、多くの事業を抱えるリクルート。片や月間4000万人が訪れるという一点突破型の日本最大のレシピサイト「クックパッド」。創業17年目となるクックパッドの2014年4月期の売上は65億7200万円、営業利益は31億3200万円とネット企業としては最優良のグループといって良いが、リクルートの連結での売上高は1兆1900億円、営業利益も1170億円(2014年3月期)とケタ違い。 売上規模も取り組む事業領域も異なるが2社だが、一方で、共通する特徴がある。それはネットで新サービスを立ち上げるということについて、圧倒的な実績を持っていることだ。もう1つ、いずれにも企業文