結城浩 / Hiroshi Yuki @hyuki たぶん十年以上前、山形浩夫氏が「翻訳したいんですがどうすれば」という方からのメールに「やれば?まずやれよ」という主旨の答えをしていたのをときどき思い返します。 結城浩 / Hiroshi Yuki @hyuki 何を言ってるかというと、結城のところにもときどき(ごめん、うそでした。頻繁に)、「本を書きたいんですが、どうすれば?」という質問メールが来るのです。
常識破りのさまざまな生物を面白おかしく紹介した拙著、クマムシ博士の「最強生物」学講座が出版されてから1ヶ月が経過した。好評につき、早くも増刷が決定。ご購入いただいた皆さまに感謝したい。 さて、今回は本書が書籍化に至った経緯について少し書いておく。私のケースは、特に書籍出版を目標としている知的労働者にとって参考になると思う。 そもそも少し前までは、一般科学書を出版するのは教授等の肩書きのある研究者か、著名な科学ジャーナリストに限られてきた。権威の無い人間が書籍を出版するのは難しかったのだ。 だがご存知の通り、ネット、とりわけブログやTwitter、そしてはてなブックマーク等のネットツールの登場により、優れた文章の書き手が容易に発見される時代が到来した。ブログに書いた文章がSNS上で言及され、その数が評価の指標になるからだ。そして出版社の編集者は、この指標をもとに本の書き手を選定している。書籍
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