WebサイトのHTTPS対応が推奨されている昨今、無償かつ自動でSSL(TLS)証明書の発行や更新ができる「Let's Encrypt」が注目を集めている。Web系エンジニアを主な対象として、その仕組みやメリット、デメリットを解説。 連載目次 「Let's Encrypt」とは、SSL(TLS)に利用できるサーバ証明書を無償で発行している認証局またはサービスのこと。2016年4月から正式なサービスを開始した。MozillaやAkamai、Cisco Systemsなどが支援しているISRG(Internet Security Research Group)という団体が運営している。ソフトウェアツールによって証明書の更新などの作業を自動化できる点も特長として挙げられる。 SSLの普及を妨げている2つの要因 現在、プライバシー保護やセキュリティ強化の一環として、クライアントとWebサイトやメー
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