台湾には「乖乖」(Kuai Kuai、クァイクァイ)というスナック菓子があります。世界のコンピュータ産業の中核をなしているTSMCをはじめとする台湾企業が、この乖乖を機械の守護神として扱っているのはご存知でしょうか? 乖乖は明治のカールや東鳩のキャラメルコーンのような、パフスナックの一種で、台湾ではセブン-イレブンやファミリーマートなどのコンビニでも買える人気のお菓子。 この名前には、子供に対して「いい子にしてね」「おとなしくしててね」という意味があるため、落ちては困る、不具合があってはならないような機械(コンピュータ含む)の上にこのお菓子を置いておくという風習が、台湾では長らく続けられているのです。この現象を「乖乖文化」と呼びます。 1980年代以降のハリウッド映画で定着した、「よしよし、いい子だ」と言いながらハッキングしていく様子に近いものがありますね。 ・台湾における乖乖文化(Wik