〈ネットはいま〉第1部―8 グーグルとヤフー その二2008年11月14日16時5分 印刷 ソーシャルブックマーク 検索サービスの新たな主戦場は、携帯電話市場と見られている=竹原大祐撮影 「死にたい」。検索窓に、そう打ち込む。ヤフージャパンの検索結果で、トップに表示されるのは、「自殺は防ぐことができる」の文言と「いきる」のロゴ。自殺予防総合対策センターのサイトにつながる。 検索結果は普通、複雑な処理手順を経て、機械的にはじき出される。だが、この自殺予防メッセージの表示には、「人の手」が入っている。ヤフーの「社会的な取り組み」の一環だ。 「人の判断を加えた最後の微修正。それが信頼に結びつく」と同社検索事業部の岡本真さん(35)。「巨人」で検索すればヤフー・スポーツの試合結果。「会社名 株価」ならヤフー・ファイナンスの株価情報をトップに出す。 ヤフーとグーグルの検索の大きな違いは、「人の手」に