鹿児島県奄美大島の海岸に黒い油状のものが漂着しているのを、第10管区海上保安本部(鹿児島市)と県が1日確認した。奄美大島と屋久島の間に連なるトカラ列島の宝島(同県十島村)でも海岸で約7キロにわたって油状の固まりが見つかっており、10管は東シナ海で先月14日に沈没したタンカーとの関連を調べる。 奄美大島の漂着物は、島の東シナ海側の広い範囲に点在。同県奄美市の朝仁海岸に500メートルにわたって打ち上げられたものは、触ると弾力があり、鼻を突く油のにおいもした。海岸の様子を見に来た地元漁協の男性職員(37)は「貝やタコ漁などに影響が出ないか心配だ」と話した。宝島では1月28日に住民から連絡を受けた十島村が確認した。 10管によると、東シナ海では貨物船と衝突して沈没したパナマ船籍のタンカーから油が漏れており、除去作業や流出範囲の調査を進めている。10管は漂着物の成分を調べ、タンカーの油との関連を調べ
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