本章では、Spring Bootで特定のコントローラーに対して、共通の処理を行う場合の方法について共有します。 インターセプターの役割 WEB開発をしていて、クライアントからのリクエストに対する処理を共通化したい場合があるかと思います。例えば、ログの書き出し、二重POSTの制御、セッション情報の検証など。そのような場面で、リクエストを受け取る個別のハンドラすべてに処理を記述していては開発コストがかかり、後のリファクタリング作業にも影響を及ぼしかねません。そこでSpringで、コントローラーの前後で特定の処理を挟み込む方法について紹介します。 実装 インターセプター まず、インターセプトの処理の記述方法を伝えます。Springでは、コントローラーの実行前、ビューのレンダリング前、ビューのレンダリング後に処理を挟み込めます。 import javax.servlet.http.HttpServ