ワープロやパソコンが一般化する前、ひらがなタイプライターを使ったことがある。今のパソコンキーボードと配列は同じく、アルファベットとひらがなを併用したものだ。打ち込みが新鮮で、ひとり悦に入った。 そのうちワープロが流行り、日本語入力は「ローマ字」と「かな」の2方式が中心になった。富士通が開発したかな入力方式「親指シフト」も人気を博したらしいが、今はローマ字入力が多い。 現在は、スマートフォンの普及でキーボードを打てない若者もいるという。新入社員の変化に戸惑う企業の人事担当者は、左右の人さし指でキーを探し、ポツリポツリと打つ人が増えている、という。 スマホだけでリポートを書く学生もいるが、学生のパソコン所有率は下がり続け、今や4割程度だとか。 キーボードを打ち込む音が社内の活気を呼ぶような気にもなるが、今の職場ではやはりパソコンが主流なのだろうか。 社員にやる気のない会社はトイレが汚いとの話を