志村けんさんが亡くなったときにやたらめったら悲しむ声を増幅させて 日本中が悲しみに包まれているみたいな雰囲気を無理矢理に作っていたし 国葬みたいな雰囲気あったけどさ あの雰囲気に形容しがたい違和感があった 少なくとも私にとっては親族が亡くなったこととは何もかもが決定的に違う出来事であったし どちらかと言うとアフガンで人が死ぬこと、シリアで人が死ぬこと同種のものであった もちろん彼を大切に想う人がたくさんいるのは分かるしその人達の想いは尊重すべきものだと想う ただ、そのニュースは会ったこともない人間が一人死ぬこと以上の意味が私にはなかった あの出来事を殊更に重大に扱うのには違和感がある そしてあの出来事を殊更に重大に扱うのは他の命に対して少し配慮に欠けると思う 命が一つ消えた、ただそれだけのことだ