タグ

2023年1月29日のブックマーク (1件)

  • 共通テスト2023の撰銭令の問題について|過去問講習

    共通テスト2023年の撰銭令に関する史料問題の正答率が極端に低かったらしい。史学科出身者は「書いてある通りのことしか聞いてないじゃん」と思い、受験生(と一部業界人)は「そんなこと書いてないじゃん」「知識ゲーじゃないか」と思ってしまう、このギャップは何故生まれるのか。今後の史料問題対策を考える意味でも、簡単に整理してみよう。 史料文の確認問題文中で提示された史料1・2の典拠を確認しよう。史料1は室町幕府の追加法で、『中世法制史料集 第二巻 室町幕府法』の追加法第320条が該当する。この法令は「蜷川家文書」にも収録されており、史料編纂所データベースで翻刻を閲覧することができる(リンク先参照)。『中世法制史料集』の翻刻は以下の通り。 一、商売輩以下撰銭事 〈明応九・十〉 近年恣撰銭之段、太不可然、所詮①於日新鋳料足者、堅可撰之、②至根渡唐銭〈永楽・洪武・宣徳〉等者、向後可取渡之〈但如自余之銭

    共通テスト2023の撰銭令の問題について|過去問講習
    snowdrop386
    snowdrop386 2023/01/29
    大学受験でそのレベルの史料読解を求めるのは酷だと思う。最後の段落の検討が大学入試レベルであって、つまり、この問題は「織田氏の撰銭令を史料3として入れて、史料1・2との違いを問う問題」にすべきだったと思う。