コンビニのセルフ式コーヒーマシンで100円で購入したコーヒーのカップに150円のカフェラテを注いだとして窃盗容疑で現行犯逮捕された福岡県那珂川市の会社員男性(62)について、福岡区検は15日、窃盗未遂罪と認定したうえで、不起訴(起訴猶予)とした。区検は「諸事情を考慮した」と説明している。 男性は1月21日朝、同市のセブン―イレブンの店舗で、カフェラテをカップに注いだところを取り押さえられた。容疑を認め、処分保留で釈放されていた。
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返礼品競争が依然やまないふるさと納税。総務省は抑制策として「返礼品は寄付額の3割以内」とする通知を自治体に出したが、この通知に従った福島県広野町では、寄付額が20分の1に激減した。通知に反した豪華な返礼品で寄付を集める自治体がなお存在し、本来、恩恵を受けられるはずの地方の町村が制度に翻弄されるという「ひずみ」が見える。 原発事故後、町独自の判断で避難指示を出した広野町。2012年3月末の避難指示解除後、営農再開を復興の柱に据えた町は15年、ふるさと納税の目玉返礼品としてコメを選んだ。 ふるさと納税では、寄付額に対する返礼品の金額の割合(返礼率)が高いほど「お得感」があり、寄付が多く集まる傾向がある。 広野町では、通常のコシヒカリではなく、農薬の量を減らした特別栽培米を返礼品とし、15年度は、3万円の寄付で「コメ60キロとみそ1キロ」(返礼率58%)を用意。この年は696件(2088万円)の
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