【カイロ=小泉大介】チュニジアで独裁政権が「革命」によって打倒され、ベンアリ前大統領が亡命してから1周年となった14日、これを記念する集会が首都チュニスなどで開催され、多くの国民が民主的で自由な国づくりに向け決意を新たにしました。 現地からの報道によると、「革命」時に大規模デモが繰り返された首都中心部のブルギバ通りにはこの日、数万人が繰り出しました。外国来賓も見守るなか、国民は国旗を振りながら「さよなら独裁、こんにちは自由」「自由と尊厳のためにわれわれはたたかいつづけるぞ」などと唱和しました。 この日は昨年12月に新大統領に選出されたマルズーキ氏がテレビを通して国民に向け演説。「1月14日は暗い時代、独裁と腐敗の時代に終わりをしるした日だ」「チュニジア革命は輝く未来への扉を開いた。国民は自由に向けて歩みつづける」と表明しました。 国際会議出席のためにレバノン滞在中の潘基文(パン・ギムン)国