1月30日、立ち入りが禁止されている福島第1原子力発電所の半径20キロの警戒区域には多くのペットが置き去りにされている。写真は保護活動を行っている動物保護団体「UKC JAPAN」のメンバー。神奈川県寒川町で25日撮影(2012年 ロイター/Issei Kato) [福島 30日 ロイター] 東日本大震災が引き起こした福島第1原子力発電所の事故以降、立ち入りが禁止されている半径20キロの警戒区域には多くのペットが置き去りにされている。高い放射線にさらされ、餌もない上、凍える冬が追い打ちをかける。 京都府に本部を置く「UKC JAPAN」代表を務める細康徳さんは、警戒区域から助け出した約350匹のペットを保護している。「このまま放っておいたら、一日一日、何十頭と死んでいく。餌を食べないとだんだん衰弱していずれは死ぬことになる」と話した。