【ヌサドゥア=面川誠】第19回東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議が17日、インドネシア・バリ島ヌサドゥアで開かれました。「グローバル共同体の中のASEAN共同体」がテーマ。「平和・和解機関」を来年中に設立することや、共通外交政策づくりの基盤固めなどに合意した文書を発表して閉幕します。 「平和・和解機関」は、タイ・カンボジア国境紛争のような域内紛争の平和的解決を促進することが目的。16日までの高官級会議と外相会合で、「ASEAN憲章と東南アジア友好協力条約(TAC)に合致するもの」とすることが確認されています。 共通外交政策については、2022年までの策定が目標です。 こうした成果を積み重ねることによって、15年のASEAN共同体創設の基盤を強固にするとしています。 開幕式で演説した議長国インドネシアのユドヨノ大統領は、共同体創設の基盤を着実に固めることによって、東アジアの平和と安定を