天下統一を目前にしながら、本能寺で無念の最期を迎えた織田信長。その弟有楽斎(長益)から16代当主織田裕美子氏は、本能寺の変にまつわる織田家のおきてと秘宝について語った。 * * * 信長は、ある時期から平氏を名乗りました。織田家がアゲハチョウの紋を使ったのは、平家の紋だからでしょう。 織田の七つ紋といって、アゲハチョウや桐のほかにも天皇家から授けられた菊の紋などもあります。時と場所と状況によって、それぞれ使い分けがあったと聞いてますが、残念ながらほとんど伝わっていません。ただ、織田家の紋としてよく知られているのは織田木瓜(もっこう)でしょう。 織田木瓜というのは、キュウリの断面とも言われています。そのせいか、昔は織田家ではキュウリを食べることができなかったという話です。今はふつうに食べてますけどね(笑)。 この手のタブーなら他にもあります。わが家では、ひな祭りのおひなさまがなかった。3
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