大阪地裁の有罪判決に不満をあらわにする奥野淳也被告=大阪市北区で2022年12月14日午前10時47分、山本康介撮影 ピーチ・アビエーションの飛行機内でマスク着用を拒んで客室乗務員らとトラブルになり、緊急着陸させたなどとして、威力業務妨害や傷害などの罪に問われた元大学職員、奥野淳也被告(36)について、大阪地裁は14日、懲役2年、執行猶予4年(求刑・懲役4年)の判決を言い渡した。大寄淳裁判長は、被告が乗務員の女性の腕をひねり上げた行為について傷害罪ではなく暴行罪と認定した。 奥野被告は「ぜんそくの持病がありマスクが着用できない」として無罪を主張しており、この日もマスクをせずに出廷。判決の言い渡し後、裁判長に向かって「まるで中世の魔女狩り裁判のようで、粗悪な作文です。私は冤罪(えんざい)だ」と訴えた。
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