温水洗浄や自動乾燥の機能を備えた多機能なトイレは日本の“お家芸”として世界中のメディアから注目されてきた。 そうした“トイレ先進国”の日本の公衆トイレ改修プロジェクトに携わった英国人専門家について英紙「テレグラフ」が報じている。同紙によると「日本人のためにトイレを作るというのは、炭鉱で栄えた英ニューカッスルに石炭を売りつけるような行為」。 この専門家はプロジェクトへの参加を通じて得られたさまざまな知見を英国にも共有したいと話しているが──。 改修プロジェクト、参加外国人は2人 東京・幡ヶ谷の水道道路と中野通りの交差点の角にある公衆トイレでは、VIP級の体験ができる。 洗浄機能付きの暖房便座が設置され、「サウンド・プリンセス」を意味する音姫と呼ばれる洗浄音を出して排泄時の恥ずかしい音を消すことができる装置が組み込まれている。 建物は白い壁に囲まれており、明るく風通しも良い。この場所では、い
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