前回リフロー型の電子書籍について書いてから、随分時間が経ってしまった。今回はリフローしないデザイン固定型の電子書籍について整理したい。 その前に、前回のリフロー型で1つ大事なものを忘れていた。日本語で縦書き表示ならこれでしょうというのが、青空文庫形式だ。iPadならi文庫HDというアプリケーションで閲覧できる。で、このi文庫HDのできがいい。文字の大きさはもちろん、フォントも変更可能。縦書きの右開きでも横書きの左開きでもOKだ。しおり、検索機能ももちろん、外部の検索エンジンとの連携も実現している。フォーマットは、基本的にはテキストにちょっとしたコマンドを加えるようなものなので、誰でも作成できるだろう。青空文庫形式では、絵を入れたりとかはできないが、テキストはじつに読みやすくレイアウトしてくれる。日本語の小説などには、最適なものだろう。辛いのが、DRMがないことだ。これが実現できれば、けっこ