インターネット全体で、自分や周囲の人の死に関して準備や整理ができる環境は確実に整いつつあるが、前回までの情報を追う限り、そうした機能やサービスについて利用者の需要はまだ高まっていないようだ。 ただし、まったく求められていない様子でもない。ならば、まだ表に出ていない潜在的な需要はどれくらいの規模なのだろうか? ネットやデジタルコンテンツにおける死に関する、さまざまなサービスの現状をみてみよう。 まずは、第2回「死んだら発動する“お別れサービス”は何年先まで保証する?」でも言及した、オンラインで提供される“お別れ”専門サービスの現状を改めて調べた。