以前にも著作をご紹介したことがありますが、『比べて丸わかり! 会計の用語図鑑』(石川和男 著、KADOKAWA)の著者は建設会社役員・税理士・簿記講師・時間管理コンサルタント・セミナー講師と5つの仕事を掛け持ちする人物。 会計の知識ゼロで入社した会社で経理に配属され苦労したため、日商簿記、建設業簿記、宅建、税理士などの資格を取得。経理の実務を30年以上にわたって務め「総務経理担当部長」になったという実績の持ち主でもあります。 大原簿記学校で15年にわたって簿記講師を務め、さらには働きながら税理士の資格を取得し、税理士としても開業。今年で13年目を迎えるのだとか。 そんな著者は本書の冒頭で、会計知識を正しく理解してビジネスに活かしている人の少なさを指摘しています。その理由は、「専門用語の多さ」と「用語の意味の違いのわかりにくさ」にあるのだと。しかもちょっとした間違いが致命的な損害を生み出して