僕は昔から不器用で、一人っ子だったことも 手伝って、人と争ったり競争することが苦手 な少年でした。 兄弟がいないので、玩具を巡って喧嘩したり、 先を争ってお菓子をむさぼることもしません。 ※今でも食べるのは遅いです。 そんな僕を心配して、母は早くから集団生活に 順応させようと、習い事や親戚行事は積極的に 参加させ、そのおかげでたくさんの友達や趣味 が出来ました。 ただ、そんな環境に身を置いていても 肝心なところでつい譲ってしまったり、 遅刻する友達をいつまでも待ってたり、 のんびり屋でマイペースだった僕は、 友達よりいつも少しだけ遅れて動く、 そんな子供でした。 当時の習い事は、サッカーにピアノ、英会話、 書道にスイミングと、無駄に多忙な小学生で、 それだけ母は期待をかけていたんでしょう。 ところが、競争心が乏しい僕はどの習い事でも 指導者から好かれることはありませんでした。 サッカーでは