2020年五輪招致を目指す東京都の猪瀬直樹知事は2日の定例会見で、招致を争うトルコ・イスタンブールを批判する趣旨の失言をした問題に絡み、「IOC(国際オリンピック委員会)のルールを順守し、ほかの候補都市にも敬意を払い、招致活動に取り組む」と述べた。 会見ではIOCから処分しないなどとする通知があったことを強調。相次ぐ質問に「もう終わった話だ。通訳を介した話でもあり、これ以上お話しする必要はない」などといらだちものぞかせた。 トルコ側に直接の謝罪をするかどうかという問いかけには、「考えている。世界史について語り合いたい」などと応じた。 また、猪瀬知事は4月30日に失言を謝罪したあと、ツイッターに「今回の件で誰が味方か敵か、よくわかったのは収穫でした」と投稿。意図を問われ、「国語辞典の使い方の範囲。悪意に満ちた人は嫌だということだ」と答え、「ネットの世界はワーッとなりやすい。つられてはだ