レコードプレーヤーはオーディオ機器のなかでも特別な存在感を発揮するコンポーネントだ。プラッター、トーンアーム、カートリッジなど主要パーツがいずれも可動部を持ち、実際の動きが目に見える。音が出るプロセスを見せる演出はデジタル機器では真似できないアナログならではのものだし、リスナーが自分の手を動かさなければ音が出ないこと自体、かけがえのない楽しみの一つだ。 ■ハイクオリティな外観。基本性能も独自技術で高めた ティアックの「TN-570」(関連ニュース)は、眺める楽しみと自らの手で操作する醍醐味の両方を満たすプレーヤーシステムだ。価格は普及機の範囲に収まるが、ブラック仕上げの人造大理石と透明アクリルプラッターを組み合わせた効果は絶大で、エントリー機の「TN-350」と比べると一気に高級感が増し、目を楽しませる要素が増えている。 見た目の変化以上に重要なのが、ターンテーブルシステムとしての基本性能
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