およそ2000年前に建てられたイタリア・ローマの円形闘技場「コロッセオ」。その壁に、自分と恋人の名前を刻む男性の姿をとらえた動画が拡散された。程なくして特定されたその男性は、重刑を避けるため謝罪の手紙を出したのだが、その言い訳が逆に怒りを買ってしまった……。 どれだけ古いものなのか知らなかった 「人類の遺産に自分が与えた損害について、イタリア国民そして全世界の人々に心から謝罪します」。コロッセオの壁に自分と恋人の名前を刻んだことを詫びるイヴァン・ディミトロフの公開謝罪文は、ここまでは問題ない。だが、読み進めた先にあった一文にイタリア紙「イル・メッサジェッロ」の記者は唖然とした。