11jigenさんの検証によりSTAP細胞に関するNature Articleの図に、筆頭著者の博士論文からの図がスキャンしてコピペされていたことがわかり、共著者である山梨大学の若山先生から「確証が持てなくなった」というコメントが出されました。
11jigenさんの検証によりSTAP細胞に関するNature Articleの図に、筆頭著者の博士論文からの図がスキャンしてコピペされていたことがわかり、共著者である山梨大学の若山先生から「確証が持てなくなった」というコメントが出されました。
日本分子生物学会の第36回年会が神戸の国際会議場で開催されました。 硬軟取り混ぜというか、近藤滋年会長のお骨折りで、通常のサイエンス企画以外にも多数の企画がありました。 ・留学組呼び寄せ ・アート企画(Genes to Cells表紙ギャラリー等) ・音楽企画(会場のあちこちでジャズセッション) ・偉人の肖像写真に落書き ・キャリアパス委員会企画セッション ・高校生研究発表会 ・理事会企画研究不正フォーラム(3日にわたり6セッション=9時間以上) ・ガチ議論 ・大昼食会 ・2050年シンポジウム ・市民向けTED風講演 研究不正フォーラムについては、また別の折に書きたいと思いますが、新聞2紙でも取り上げられました。 読売新聞12/4:元東大教授が論文撤回…分子生物学会、不正確認 毎日新聞12/5:研究不正:学会が異例のフォーラム ガチ議論はTwitterでの意見受付もしていたので、そのまと
まぁ、絶妙のタイミングであったために、本人の意図以上に注目を集めることになった森口氏の捏造騒動だが、この件は医学系研究科の広報室長を務める身としても、なかなかに考えさせられることが多かった。 いくつかの国内外の科学不正が問題となった後、2006年に日本学術会議から「科学者の行動規範(PDF)」が表出されたが、本年になって発覚したケースが、京都大学の研究費不正使用、東京大学や東邦大学の論文捏造と相次いでいるのはなぜなのか? ここでは研究費不正使用の話はとりあえず脇に置いて、森口氏の論文捏造の方を考えてみる。 今回の森口氏のケースの最初の告発は、近い研究分野の研究機関に所属する方が「iPS細胞を使った世界初の心臓移植手術」という10月11日の報道に疑義を挟み(下記リンク参照)、同日のうちにハーバード大学からの否定、国際会議での発表取り下げとなったのだが、さらに、ただちにこれまで発表された論文に
岡ノ谷一夫さんの新刊『さえずり言語起源論 新版 小鳥の歌からヒトの言葉へ』を岩波書店編集部から送って頂いた。 編集者の浜門麻美子さんは、私も拙著『心を生みだす遺伝子』(岩波現代文庫)でお世話になった方。 旧版の『小鳥の歌からヒトの言葉へ』も面白かった記憶があるが、それからすでに7年の月日が流れていることに、改めて驚いた。 その間、岡ノ谷さんの研究は理化学研究所脳科学総合研究センターで発展し、ERATOプロジェクトを展開され、所属は東大の駒場に移られた。 「え? 鳥のさえずりがなんでヒトの言葉と関係あるの?」という疑問は、しごく普通の感覚であろう。 だが、本書を読み終わる頃には、「きっとそうに違いない!」と思うようになるはず。 「岩波科学ライブラリー」に収められた本書は、分量的にも丁度良いし、岡ノ谷さんの文体は読みやすい。 従来の言語起源論では、まず「意味」を持つ単語が生じて進化し、その後、
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