エネルギーや環境問題と言っているのに、なぜ経済成長が出てくるのと思われても仕方ないかもしれません。 しかし、ちょっと勘違いの脱炭素化やエネルギー削減といった課題に取り組むにもまず立ちふさがるのが「経済成長の呪縛」ですから、この際考えておくことも必要でしょう。 というわけで、最初に掲げた「3つの誤り」の3番目です。 3.いかに気候変動の影響が多大と言われても、経済成長は絶対達成しなければならないことであるからと考え、そのためにはエネルギー消費削減などあり得ないと思い込む。 経済成長が絶対の善であるというのが現代の「神の言葉」のようで、これさえ持ち出せば反論を封じることができるかのようです。 気象災害が大変な被害をもたらし、温暖化阻止が緊急の課題だと「本当に」思っているなら、経済くらい少し落ち込んでも化石燃料削減はやらなければならないと言い切る人間が出てもいいと思っているのですが、誰もそうしま