◇4候補意見 任期満了に伴う堺市長選(27日投開票)で、3選を目指して立候補している現職の木原敬介氏(69)=自民、公明推薦=は22日夜、堺市内で開かれた市民団体主催の学習会に参加、LRT(次世代型路面電車)整備について、市民合意がなければ事業を凍結すると表明した。 LRTは事業費約425億円。堺市が南海堺東駅前-堺駅前間と、堺駅前-堺浜間に新設し、阪堺線(我孫子道-浜寺駅前)をLRT化する。今年度着工、堺東駅前-堺駅前間は来年度末開業を目指していた。しかし、住民らから事業への疑問の声が上がり、市は見直し案を策定中。 学習会は、堺市の交通まちづくりを考える会など5団体が主催。市長選の4候補も参加し、意見を述べた。 元三菱重工業社員の新人、井関貴史氏(35)は「堺浜部分は廃止。堺東駅前-堺駅前間の建設に合意を得たい」と語った。木原氏は「市民の合意形成が難しい所は事業着手しない。合意を得られた