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ブックマーク / www.anlyznews.com (2)

  • これからお金についての浅はかな話をしよう

    翻訳業界の赤い彗星こと山形浩生氏*1が「お金についての浅はかな話」と言うエントリーを書いていて、ビットコインに関連した書籍のうち「お金を哲学的に理解しよう、質的に厳密に理解しようという議論って、全部だめだという感想に到った」としている。きっとマルクスの物神崇拝のような話が長くてよく分からない議論になっているのであろう。おっしゃる事は良く分かる。しかし、ビットコインと言う電子通貨は、お金を哲学的に理解したくなる特徴を備えているから、もっと生暖かく見守って欲しい。おそらく説明が適当なままの事象の一つで、ビットコインが一つの手がかりになるからだ。 1. 貨幣に求められる三機能 非経済学徒のために、貨幣の機能を振り返っておこう。お金には、交換機能、貯蓄機能、価値尺度(ニュメレール)機能がある。交換機能とは、世の中にある大半の商品と交換してもらえることだ。貯蓄機能は、蓄えておいても腐って無価値にな

    これからお金についての浅はかな話をしよう
  • 単なる統計使いを少しだけ誠実にしてくれる「科学と証拠─統計の哲学入門」

    戦後、W・エドワーズ・デミングが生産現場に品質管理の概念を持ち込み、最近はデータサイエンティストが名乗る人が大量に蓄積されたデータを分析する事が流行っているので、日にも学術分野に限らず統計ユーザーは少なく無い。最尤法、階層ベイズ、仮説検定と言った手法が駆使されている。しかし、それらの手法は必ずしも一貫した哲学によって裏打ちされているものではない事を知らない人は多いかも知れない。 道具として統計学を用いている人々の多くは、データへの適合度など実務的な機能や性能に関心が集中し、その背景にある統計哲学には注意は払っていないように思える。しかし、日々の業務としてはそれでいいのかも知れないが、自らが用いている科学的方法論に関心が無いと言うのも不誠実であろう。そこには規範的な問題があるからだ。「科学と証拠─統計の哲学入門」は、統計と言うツールの背景にある哲学を詳しく解説したで、統計ユーザーを少しだ

    単なる統計使いを少しだけ誠実にしてくれる「科学と証拠─統計の哲学入門」
    solailo
    solailo 2014/07/22
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