中でも、男子シングルスで大会史上最年少で8強入りを果たした張本智和(13=JOCエリートアカデミー)や女子シングルスで48年ぶりに日本に銅メダルをもたらした平野美宇(17=同)など、若手の進化が目覚ましい。昨年のリオデジャネイロ五輪に続く好成績で、3年後の2020年東京五輪へ大きな手応えをつかんだ。 小学生の育成方法から見直した ライオンジャパンオープン荻村杯(6月14~18日・東京)で男子シングルス4強に入った水谷隼(28=木下グループ)は、「日本が中国を抜くのは時間の問題ではないか。今まで通り、選手が切磋琢磨していけば勝てる日は近いと思う」と話した。 これまで卓球王国の中国に「追い付け」が合い言葉だったのが、「抜く」に変わっている。 進化の火付け役は、国際卓球連盟(ITTF)副会長で日本卓球協会副会長の前原正浩(63)だ。 始まりは、2001年に日本代表監督を務めた世界選手権で、男子団
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