「高校2年生のころ、こんなことを考えた時期があったんです。自分はどうして生きているんだろう、死んだらどうなるんだろう、と」。 25歳と一ヶ月という市場最年少で株式新規上場を果たしたリブセンス 社長 村上太一氏は、自分という存在の意義に悶々とする十代後半、「自分はどうして生きているんだろう」という自問自答をながら過ごしてきた。 「死ぬのは怖いし、生き続けるしかない」。 自分は特別な存在ではない。だから、自分には何ができて、なぜそれをやるのかを考えたい。相手を騙してでも、自分の利益につながることをすような生き方はしたくはないと本書の中で語る。 ベンチャーキャピタルからの投資を断り、システムは内製 世の中にあるあらゆる既存の仕組みに関心を持っていた村上氏は、アルバイトをしていたお店の求人問題を解決したいと思い、大学入学時には事業計画書を書いていたという。 そのような流れでリブセンスの当初の事業と