印刷 十字の形になったオーロラ=日本時間27日午後10時8分、米アラスカ州、古賀祐三さん提供 オーロラが米アラスカ州の夜空に東西と南北に同時に現れ、まるで十字架のように見える様子を、オーロラをネット中継している古賀祐三さん(41)が撮影した。りくべつ宇宙地球科学館(北海道)の上出洋介館長は「40年研究してきて初めて見た」と驚いている。 日本時間27日午後10時ごろ、「Live!オーロラ」(http://aulive.net/)の中継を見ていた上出館長が見つけた。カーテン状に東西に伸びているところに南北のオーロラが現れ、30分ほどで消えたという。 オーロラは太陽からの高エネルギー粒子の影響で大気が光る現象。上出館長は「地球の磁気が乱れてオーロラのカーテンが複雑な形になったのだろう」と話している。(東山正宜)