ウナギの稚魚を不正に所持したとして、宮崎県警は28日、宮崎市花山手東1、指定暴力団山口組系組員、押川亮輔容疑者(26)ら3人を県うなぎ稚魚取扱い条例違反の疑いで逮捕した、と発表した。 県警は転売目的で密漁していたとみて追及している。 他に逮捕されたのは同県高鍋町上江、建設関係アルバイト小川大輔(27)、同、無職桑野輝夫(26)の両容疑者。 発表によると、3人は2月18日、高鍋町北高鍋のアパートで、県知事の許可を得ずにウナギの稚魚約140匹(2万8000円相当)を生かしたまま所持した疑い。県警は認否を明らかにしていない。 県水産政策課によると、ウナギの稚魚は2009年度から不漁が続き、今年2月下旬の県内の取引価格は1キロ108万円前後。08年の3倍以上になっている。