乳児用液体ミルクの日本での販売が、来年春に始まる見通しとなった。来年後半とみられていたが、国内メーカーが準備を急いだ結果、半年前倒しできることになった。育児負担の軽減につながると期待されるほか、災害時の支援物資としても活用が見込まれる。 液体ミルクは、乳児に必要な栄養素を加えた乳製品。成分は母乳に近い。封を開ければ、常温のまますぐに飲ませることができる。日本で主流の粉ミルクは、お湯で溶かした後、赤ちゃんが飲みやすい温度まで冷ます必要があり、手軽さは液体ミルクの利点の一つだ。欧州などで一般販売されている。 日本では今年8月、液体ミルクの規格基準を定めた改正厚生労働省令の施行で国内販売が解禁されたことを受け、各メーカーが製造・販売の本格検討に入った。ただ、販売には厚労相の承認のほか、消費者庁から乳児の発育に適した「特別用途食品」の許可を得るなど、厳しい審査をクリアする必要がある。このため、流通
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