人気グループ「嵐」のコンサートが開かれた宮城県利府町の宮城スタジアムで27日、サッカー女子、プレナスなでしこリーグの仙台レディース(仙台L)-千葉戦が開かれた。大勢の嵐ファンが訪れた直後の試合で、芝生の状態が心配されたが、最新素材のマットが活躍し、ピッチ状態はおおむね良好。試合は無事に終了した。万全の対策が功を奏し、関係者は胸をなで下ろした。 コンサートは秋の大型連休(19~23日)中の4日間で、計20万人以上を動員。ピッチ上に観客の一部を入れ、大型舞台を設置して行われた。施設を管理する宮城県スポーツ振興財団は「(休演日を含む)5日間芝を覆い、20万人のイベントを開くのは全国でも聞いたことがない」として、ピッチ保全の準備を進めた。 同財団によると、4~6月、実際に5日間通してピッチの上にマットを敷き詰め、負荷の調査を6回行った。結果、ピッチを覆っても光と空気を通し、芝生の光合成を阻害し