ジェンダー(社会・文化的性差)に関する思い込みと子供の年齢について、京都大大学院の森口佑介准教授(発達心理学)らのグループが調べたところ、「女性=優しい」との思い込みは日本では4歳ごろから見られることが13日までに分かった。「男性=賢い」も7歳ごろから見られる可能性が示唆されたという。研究成果は11日付の英科学誌サイエンティフィック・リポーツにオンライン掲載された。 【写真】男女同じデザインの「男女共用セパレーツ水着」 研究グループは国内の4~7歳の各年齢の子供と親の計565組に、「優しい人」「賢い人」の話を聞かせて、男女の写真やマークの中からその人は誰かを選ばせた。 その結果、全ての年齢で優しい人に女性を選ぶ女児が男児より多かった。賢い人では6歳までは性差は見られなかったが、7歳では男性を選んだ男児が女児より多かった。 ジェンダーに対する親の態度が子供に与える影響も検証したが、関係なかっ