12・16衆院選には、民主党や自民党、みんなの党で当選しながら離党して、日本維新の会(維新)や、日本未来の党(未来)などの、第3極から出馬した候補も多い。それぞれ信念に基づいた政治行動だろうが、衆院選間近になって離党した「脱党候補」に対しては、一般有権者から「選挙目当て」との批判が浴びせられている。脱党候補25人の中盤情勢を分析したところ、2勝23敗という、衝撃的な数字が出た。 「気をつけろ その候補者は 元民主」 インターネット上では一時期、こんな川柳が流行した。民主党政権が迷走を続けて衆院選での惨敗が予見されたため、民主党議員の間で「離党して他党で選挙を戦いたい」との願望が強いことを、皮肉ったものだ。 これは現実となった。野田佳彦首相が今年8月8日、自民党の谷垣禎一総裁(当時)に「近いうちに(衆院を解散する)」と約束して以降、別表のように、民主党から19人、みんなの党から3人、