週アスを開くと、最近はスマートフォン、タブレット、クラウドといった単語があふれ、パソコン本体の話題は減少気味と感じる。アプリ紹介もiOSとAndroid向けがメインだし、世の中を見回してもiPadやスマートフォンの話題はよく耳にするが、Windowsパソコンの最新モデルや“Windows 8が実現する新しい使い方~”なんて話題に遭遇することはない。 これは以前、僕自身の著書で書いたことだけど“もっとも個人との結びつきが強いコンピュータ”を“パーソナルコンピュータ”とするならば、現代のパーソナルコンピュータは“パソコン”ではなく“スマートフォン”、あるいは“iPad”となった。この文章を見た担当編集者が本の表紙に“パソコンは消える”とあしらったのを、そのまま著者校正でも通したので、目にした人に「本田さん、もうPC業界は捨てたんだね」と悲しいことを言われた。でも、僕はパソコンの存在意義が薄れて