内閣総理大臣 岸田 文雄 様 わたしたちは安倍元首相の「国葬」に反対します。 2022年7月8日、 安倍晋三元総理大臣が参院選応援演説中に銃撃を受けて亡くなりました。 日本カトリック正義と平和協議会は不慮の死を遂げた安倍元首相に心から哀悼の意を表します。 また政治家に対する暴力はいかなる理由があろうと、 議会制民主主義の原則を否定する行為であり、極めて遺憾です。 しかしながら、 岸田文雄総理大臣が安倍元首相の「国葬」(国葬儀)を 7月22日に閣議決定したことに対し、わたしたちは抗議します。 岸田首相は、安倍元首相の「国葬」を 「民主主義を断固として守り抜く」ためとしています。 しかし戦前の「国葬令」は1947年12月31日に失効しています。 唯一の例外である1967年の吉田茂氏の「国葬」に際しても、 内閣法制局は「法的根拠が明確でない」と答弁しています。 今回、政府は内閣府設置法4条にある