大手精密機器メーカーの「キヤノン」は、成長が見込まれる防犯用などの監視カメラの事業を強化するため、この分野では世界最大手のスウェーデンの会社をおよそ3300億円で買収する計画を発表しました。 発表によりますと、キヤノンは監視カメラの分野では世界最大手のスウェーデンの会社「アクシス」に対し、TOB=株式の公開買い付けを行い、すべての株式を取得することを目指すということです。 買収金額は日本円でおよそ3300億円に上り、この会社としては過去最大規模の買収案件だとしています。 キヤノンは、スマートフォンの普及などの影響で主力のデジタルカメラの販売が落ち込んでいるなか、「アクシス」の買収によって今後、成長が見込まれる防犯向けなどの監視カメラの事業を強化し、収益を拡大したいというねらいがあります。 キヤノンによりますと、今回の株式の公開買い付けは友好的なもので、「アクシス」の取締役会は、公開買い付け