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気になる本に関するsonesoneのブックマーク (60)

  • 人付き合いって大事かなと思ったら読みたい3冊 - 本しゃぶり

    人付き合いは大切だと言われるが、実際どれくらい大切なのか。 俺みたいなタイプは知識として教えて欲しい。 人脈と成功のはこれを読め。 やっぱり人脈か 学生時代に触れた言葉で印象に残っているものがある。それは「人・・旅」だ。ライフネット生命の出口治明の言葉で、彼は人間が学ぶ方法はこの3つだと常々言っている*1。俺はこれを読んだ時に思った。 「俺は人に会うのは好きじゃないから、代わりにを倍読もう」 それで積極的にを読み、年に一回は旅に出るということを続けてきた*2。だが、色々とを読み続けたことで、あることに気がつく。人と会い、繋がりを作ることは重要ではないか、と。 もしかしたら「学び」だけなら「」と「旅」だけでもそれなりに得られるかもしれない。だが「成功」を求めるならば、「人」の比重が多いようだ。俺が読んできた様々なで、「人脈」や「人的ネットワーク」の重要性が語られていた。また、社

    人付き合いって大事かなと思ったら読みたい3冊 - 本しゃぶり
  • 今まで意識したこともなかった領域に言葉で触れる方法を教えてくれる、期待の新進アメリカ作家のSF短篇集──『アメリカへようこそ』 - 基本読書

    アメリカへようこそ (角川書店単行) 作者:マシュー・ベイカー,田内 志文KADOKAWAAmazonこの『アメリカへようこそ』はアメリカの新進作家マシュー・ベイカーの初の短篇集の邦訳である。どうやらアメリカでは「注目すべきストーリーテラー10人」に選ばれるなど注目の作家のようだが僕は聞いたことがなく、SFの短篇集らしいという前情報だけで読み始めたのだけど、これが読んだらたまげてしまった。 扱っている題材はマインドアップロードから犯罪をおかすと記憶を消される世界の男の話まで奇想系まで様々なのだが、とにかくその筆致、語りは誰かに似ているようで似ていない、オリジナルなもので、他で体験できない心地よさが残る。「これまで意識したこともなかった領域に言葉で触れた」とでもいうような短篇群で、その良さがうまく表現できないのだが、だからこそたまげたのだ。単純明快でわかりやすい作品ではないが、その分、文の

    今まで意識したこともなかった領域に言葉で触れる方法を教えてくれる、期待の新進アメリカ作家のSF短篇集──『アメリカへようこそ』 - 基本読書
  • 生命の本質を分子間の相互作用の中に見出す新しい分野──『相分離生物学の冒険――分子の「あいだ」に生命は宿る』 - 基本読書

    相分離生物学の冒険――分子の「あいだ」に生命は宿る 作者:白木賢太郎みすず書房Amazonこの『相分離生物学の冒険』は、米国の学会では2018年からよく取り上げられるようになってきた、最新の生物学分野の研究テーマである「相分離生物学」について書かれた一般向けのノンフィクションである。著者の白木賢太郎はこの分野の研究者で、東京化学同人社などですでに相分離生物学の著作のある研究者だ。 相分離生物学とは何なのか。 僕は相分離生物学のことは名前すらも覚えがない(読んだことぐらいはあるのかもしれないけど)状態で読み始めたが、これはおもしろかった。現代の我々は人体を構成する要素についてかなりの部分わかってきている。DNAの解析も進み、どんなタンパク質で人体が構成されているのかも、あらかた把握できているといえるだろう。 では、そうして判明した人体の構成要素をピンセットで並べていったら、素材が完成した段階

    生命の本質を分子間の相互作用の中に見出す新しい分野──『相分離生物学の冒険――分子の「あいだ」に生命は宿る』 - 基本読書
  • 自分事を他人事として捉える思考法 - 本しゃぶり

    人はエゴや感情によって判断を誤る。 他人のことならば冷静に判断しやすい。 徳に従うならば物事を他人事として捉えよ。 2023年にやりたいこと 今年は何をやるか。真っ先に挙げることは「歯医者に行く」である。 歯医者のイメージ / Memeplex.appで作成 別に何か問題があるのではない。歯科健診を受けようというのだ。そのうち行こうと思いつつ、ずっと後回しにしてきた。それで気がついたら10年以上も歯医者に行っていなかった。 行こうと思ったきっかけは、先月に「定期的な歯科検診を受けるべき」という記事を偶然読んだからである*1。歯に限った話ではないが、問題は早期発見して対処したほうが軽く済む。予防できればもっと良い。そして歯の状態はQOLに直結するので、きちんと管理したほうが幸福度は増すのだ、と。 そこで俺は考えた。歯科検診に行かない理由はあるか、と。睡眠*2や体重管理*3 などと健康に関する

    自分事を他人事として捉える思考法 - 本しゃぶり
  • 時を忘れる小説

    大きな現実の前では、文学はつくづく無力だな。 そも文学は人と人との間学(あいだがく)なのだから、人を超える圧倒的な事物には、術がない。しかし、言葉が人に対して影響をもつものなら、それがいかに微かであろうとも、その力を信じる。わたしは、物語の力を、信じる。 このエントリでは、時を忘れる夢中小説、徹夜小説を選んでみた。計画停電でテレビや電車が動かないとき、開いてみるといいかも。amazonからは書影のみお借りして、リンクはしていない。自分の書棚か、営業してる屋を巡ろう。文庫で、手に入り安そうなもので、かつ面白さ鉄板モノばかり選んだ。いま手に入りにくいのであれば、手に取れるようになったときの「おたのしみリスト」として期待してくださいませ。 ■大聖堂(ケン・フォレット、ソフトバンククリエイティブ) 十二世紀のイングランドを舞台に、幾多の人々の波瀾万丈の物語……とamazon評でまとめきれないぐら

    時を忘れる小説
  • ヒューゴー&ローカス賞受賞の、対話が可能なのかすらもわからぬ相手との決死の外交を描く宇宙・ファーストコンタクトSF──『平和という名の廃墟』 - 基本読書

    平和という名の廃墟 上 帝国という名の記憶 (ハヤカワ文庫SF) 作者:アーカディ マーティーン早川書房Amazonこの『平和という名の廃墟』は、前作『帝国という名の記憶』で長篇デビュー作ながらもヒューゴー賞を受賞したアーカディ・マーティンの第二作にして二部作の後篇となる。前作は書名に「帝国」と入っているように、宇宙をまたにかける銀河帝国と、その宮廷で繰り広げられる皇帝の跡継ぎ問題なども関わってくる陰謀劇を中心に描き出す、いわばスペース・ポリティカル・サスペンスとでもいう作品であった。 著者は大学でビザンツ帝国史の博士号を取得し、別の大学で都市計画の修士をとるなど専門的背景のある人物だが、まさにそうした専門性や知識を活かして、前作では宇宙帝国とその在り様を生き生きと、美しく描き出していた。宇宙帝国ならではの特殊な文化・概念の書き込み、帝国とそれが実質的に植民地支配した周辺諸国との微妙な力関

    ヒューゴー&ローカス賞受賞の、対話が可能なのかすらもわからぬ相手との決死の外交を描く宇宙・ファーストコンタクトSF──『平和という名の廃墟』 - 基本読書
  • あなたの給料はなぜその額なのか?──『給料はあなたの価値なのか――賃金と経済にまつわる神話を解く』 - 基本読書

    給料はあなたの価値なのか――賃金と経済にまつわる神話を解く 作者:ジェイク・ローゼンフェルドみすず書房Amazon自分が毎月いくらもらえるのかは、日・世界経済がどうこうよりもよほど重要な目先のテーマである。だが、それ=給料はどうやって決定されているのか。真っ先に思いつくのは職種や立場だろう。大企業のCEOマクドナルドのバイトよりも稼げるのは間違いない。介護職の大半よりプログラマの方が稼いでいるだろう。そうした立場・職種に加え、個人の成果でも給料は変化する、すべきだと信じられている。 しかし、それはどこまで当か? 個人の成果はどれほど給料に関係しているのか? 介護職が重要不可欠で需要もあるのに賃金が上がらないのはなぜなのか? 1960年代にアメリカの一般的な経営トップは一般労働者の20倍稼いでいたのが、21世紀に入ると224倍から271倍も稼ぐようになったのはなぜなのか? それは当に

    あなたの給料はなぜその額なのか?──『給料はあなたの価値なのか――賃金と経済にまつわる神話を解く』 - 基本読書
  • 謎の信号によって人類のDNAがハッキングされ、「終局」に至る様をノンフィクションとして描き出す、ファーストコンタクトSF──『ダリア・ミッチェル博士の発見と異変 世界から数十億人が消えた日』 - 基本読書

    ダリア・ミッチェル博士の発見と異変 世界から数十億人が消えた日 (竹書房文庫) 作者:キース・トーマス竹書房Amazonこの『ダリア・ミッチェル博士の発見と異変』は、2023年に銀河系のはるか彼方から届いたパルスが人類にぶちあたり、そこから一部の人々が重力波を見ることができるようになったり、知的能力が向上したりといった、一種のアップデート、進化(誤用)が行われてしまった世界について描かれたファーストコンタクトSFである。 特徴的なのは、作はそうした状況を誰かの目を通してリアルタイムで体験していくのではなく、2023年からはじまった一連の騒動が終わり、「終局」を迎えたあとの2028年に刊行されたノンフィクションという体裁で進行していくところにある。このノンフィクションは、元大統領からジャーナリスト、研究者まで様々な立場の人間の証言を元に構成されていて、読み進めていくうちに、「終局」とは何を

    謎の信号によって人類のDNAがハッキングされ、「終局」に至る様をノンフィクションとして描き出す、ファーストコンタクトSF──『ダリア・ミッチェル博士の発見と異変 世界から数十億人が消えた日』 - 基本読書
  • ネビュラ、ローカス賞を受賞した、内省的で連続ドラマが大好きな人型警備ユニットの活躍を描く新時代の冒険SF──『ネットワーク・エフェクト』 - 基本読書

    ネットワーク・エフェクト マーダーボット・ダイアリー (創元SF文庫) 作者:マーサ・ウェルズ東京創元社Amazon二年連続でヒューゴー、ローカス賞を受賞し、日翻訳大賞も受賞したマーサ・ウェルズによる『マーダーボット・ダイアリー』。その続篇がこの『ネットワーク・エフェクト』である。前作に引き続き賞レースにやけに強く、すでに2021年のネビュラ、ローカスの長篇部門を獲得。ついでにヒューゴー賞においても最終候補作に入っていてまだトリプルクラウンの可能性があるなど、2作目にしてなお高い評価を誇る。 『マーダーボット・ダイアリー』は4つの中編が集まった、比較的短いエピソードの詰まっただったが、作は長篇一となり、長尺で作の魅力───、かつて大量殺人を起こし自分で自分をマーダーボットと呼ぶ内省的な人型警備ユニット、自称“弊機”のウェットな語りを堪能することができる。あと、個人的に作の好きな

    ネビュラ、ローカス賞を受賞した、内省的で連続ドラマが大好きな人型警備ユニットの活躍を描く新時代の冒険SF──『ネットワーク・エフェクト』 - 基本読書
  • ヒューゴー、ネビュラ、ローカスと主要SF賞を総なめにした、エモーショナルな往復書簡時間SF──『こうしてあなたたちは時間戦争に負ける』 - 基本読書

    こうしてあなたたちは時間戦争に負ける (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) 作者:アマル・エル=モータル,マックス・グラッドストン早川書房Amazonこの『こうしてあなたたちは時間戦争に負ける』は、アマル・エル=モータル、マックス・グラッドスト二人の共作による、詩的な時間SFである。英語圏における小説の長さの基準的にはノヴェラ(中編)で、書も240ページほどとコンパクトだ。 エモエモ往復書簡時間SF 作がぱっと見で凄いのは、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞、英国SF協会賞と賞的な評価が異様に高いところにある。賞の評価がどれほど高かろうが作品の中身の質の保証にはならないわけだけれども、それなりに期待して読み始めたら、これがたしかにおもしろかった。あらすじとしては、《エージェンシー》と《ガーデン》という二大勢力が時空の覇権をかけて争う──といった感じで、何の新鮮味もない。 だが、実際には

    ヒューゴー、ネビュラ、ローカスと主要SF賞を総なめにした、エモーショナルな往復書簡時間SF──『こうしてあなたたちは時間戦争に負ける』 - 基本読書
  • なぜ、無意味な仕事ばかり増えているのか?──『ブルシット・ジョブ──クソどうでもいい仕事の理論』 - 基本読書

    ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論 作者:デヴィッド・グレーバー発売日: 2020/07/30メディア: 単行この『ブルシット・ジョブ』は、文化人類学者であるデヴィッド・グレーバーによる「クソどうでもいい仕事」についての理論である。「クソどうでもいい仕事」とはなにかといえば、文字通りとしかいいようがないのだけれども、「その仕事に従事している人がいなくなっても誰も何も困らないような無意味な仕事」のことである。 原書で刊行された時から日でも大変に話題になっていた一冊で、楽しみに読み始めたのだけど、これがとにかくおもしろい! 確かに世の中にはブルシット・ジョブとしか言いようがないくだらない仕事が溢れているように見える。それがどれほどありふれているのか、またどのようなタイプのブルシット・ジョブが存在するのか。また、仮にこれが近年さらに増大を続けているとしたら、それはなぜなのか。そ

    なぜ、無意味な仕事ばかり増えているのか?──『ブルシット・ジョブ──クソどうでもいい仕事の理論』 - 基本読書
  • ビル・ゲイツが選ぶ「2020年夏に読むべき本5冊と読む価値がある本8冊」

    Microsoftの創業者であり読書家としても知られるビル・ゲイツ氏が、例年夏に向けてお決まりとなっている「この夏に読むべき5冊」を発表しました。ゲイツ氏の挙げるは興味深いものが多い一方、日語版が出版されていないものもあり「気にはなるが原語ではさすがに読めない……」と悩むこともあるのですが、2020年夏のオススメは5冊のうち4冊が日語訳されているので、手軽に手に取ることができます。 5 summer books and other things to do at home | Bill Gates https://www.gatesnotes.com/About-Bill-Gates/Summer-Books-2020 ◆1:「The Choice」イーディス・イーガー 16歳のときに家族とともにアウシュビッツ強制収容所へ送られ、生き延びてアメリカで精神科医になったイーディス・イー

    ビル・ゲイツが選ぶ「2020年夏に読むべき本5冊と読む価値がある本8冊」
  • 「反穀物の人類史」書評 - やっぱ国家ってロクなもんじゃねえな - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    世界史を見る視点が大きく変わる壮大な文明論 「反穀物の人類史――国家誕生のディープヒストリー」ジェームズ・C・スコット著(みすず書房)を読みました。 紀元前4000年から紀元前2000年の時期に、我々の祖先が作り上げた「国家」という仕組みがどのように成立したか、その中で穀物がどのような役割を果たしたかを、考古学・人類学のファクトを元にし壮大で大胆な仮説が提示されています。 その中で国家が民を支配していく中で、税が課され、兵役や労役が課され、疫病が流行り、ロクなもんはえず、人間が自分たちをどんどん不幸な方向に追い込んでいく様が描かれます。 賛否はあると思いますが、「何だ、やっぱ国家ってロクなもんじゃねえな」という感想を持つ人もいるかもしれません。 1. なぜ国家は生まれたのか 書の筆者ジェームズ・C・スコットはイェール大学の人類学者・政治学者。東南アジアをフィールドとし、地主や国家の権力

    「反穀物の人類史」書評 - やっぱ国家ってロクなもんじゃねえな - 歴ログ -世界史専門ブログ-
  • 犬好きのための海外文学 22冊 - トーキョーブックガール

    犬の数だけ文学が生まれる。 とはいえ、に比べると主役扱いされていることは少ない気がするのはどうしてだろう。犬好きの作家より好きの作家の方が多い気がするのはなぜだろう。 犬好きさんのために、「犬が登場する海外文学」をまとめてみた。 *あくまで犬好きのため、なので『夜中に犬に起こった奇妙な事件』など犬が虐待されたり殺されたりする作品は省いています(『夜中に〜』は素晴らしい作品です)。 『ダーシェンカ』カレル・チャペック 『ティンブクトゥ』ポール・オースター 『夜のみだらな鳥』ホセ・ドノソ 『クリスマスの思い出』トルーマン・カポーティ 『10月はたそがれの国(使者)』レイ・ブラッドベリ 『黄色い雨』フリオ・リャマサーレス 『燃える平原(犬の声は聞こえんか)』フアン・ルルフォ 『おやすみ、リリー』スティーヴン・ローリー 『ガルヴェイアスの犬』ジョゼ・ルイス・ペイショット 『犬の心臓』ミハイル・

    犬好きのための海外文学 22冊 - トーキョーブックガール
  • ビル・ゲイツが絶賛しオバマ前大統領が楽しんだ本格宇宙SF──『七人のイヴ Ⅰ』 - 基本読書

    七人のイヴ ? (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) 作者: ニール・スティーヴンスン,日暮雅通出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2018/06/19メディア: 新書この商品を含むブログを見るサイバーパンクの傑作として名高い『スノウ・クラッシュ』、ナノテクの発達によって変容した文明社会を描き出す『ダイヤモンド・エイジ』などでその名を世界に轟かせたニール・スティーヴンスンによる格宇宙SFがこの『七人のイヴ』である。 早川書房からのリリース文では『マイクロソフト創業者のビル・ゲイツが「思考を喚起する圧倒的な面白さ」と自身のブログで絶賛。また、任期中のオバマ前大統領が夏に楽しんだ1冊だと公表したことでも話題となった全米ベストセラーです。』とあり、え、それは当にSFなの? と疑問に思ったぐらいだったが、月が突如として7つに分裂して以後の、人類の存亡をかけたサバイバルを描く純然たる傑作(今のとこ

    ビル・ゲイツが絶賛しオバマ前大統領が楽しんだ本格宇宙SF──『七人のイヴ Ⅰ』 - 基本読書
  • Amazon.co.jp: 明恵上人 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ): 白洲正子: 本

    Amazon.co.jp: 明恵上人 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ): 白洲正子: 本
  • ボブ・ディランに負けない傑作ぞろい!2016年の海外小説ベスト12(鴻巣 友季子) @gendai_biz

    ボブ・ディランに負けない傑作ぞろい!2016年の海外小説ベスト12 年末年始にじっくり読みたいオススメ 今年もやってまいりました、年末ジャンボベスト「海外小説編」。 今年、世界文学の事件といえば、ノーベル文学賞を、アメリカ文学界を代表してボブ・ディランが受賞したことは挙げてもいいでしょう。 発表後しばらく連絡がとれず、「受賞辞退」または「授賞スルー」なのかと思いきや、「たいへん光栄。授賞式には行けたら行くね」とコメント。ところが、実際には、お友だちのパティ・スミスを代理出席させて歌を披露させ、スピーチも代読という、前代未聞の展開となりました。 まあ、海外文学好きとしては、ドン・デリーロとか、コーマック・マッカーシーなどが受賞した方が、日陰ものの翻訳文学にも少しは光が当たって良かったかなー、とは思いますけれども、文学の閉塞状況を打ち破る慶事でありましょう。 一方、長年同賞の候補と言われたウ

    ボブ・ディランに負けない傑作ぞろい!2016年の海外小説ベスト12(鴻巣 友季子) @gendai_biz
  • 『進化の教科書 第1巻 進化の歴史』 進化入門の決定版 - HONZ

    ハーバード大学やプリンストン大学をはじめ、全米200以上の大学で採用さている教科書『Evolution: Making Sense of Life』の邦訳3分冊の第1巻である。「教科書」といっても、書は議論の余地のない事実が淡々と積み上げられた退屈なものではない。原著者は『ウイルス・プラネット』等で知られる大人気サイエンスライターのカール・ジンマーと『動物たちの武器』のモンタナ大学教授ダグラス・J・エムレンであることからも分かるように、科学読み物としての楽しさを保ちながら、確かな知識を与えてくれる内容となっているのだ。またAmazon.comでは『Evolution』の価格は12,000円以上と高価だが、この第1巻はフルカラーの図を多く含みながら、1,680円(税別)だというのだから買うしかない。さらに、邦訳者の1人には、『化石の生物学者』の著者であり『ネアンデルタール人は私たちと交配し

    『進化の教科書 第1巻 進化の歴史』 進化入門の決定版 - HONZ
  • Amazon.co.jp: 点と線から面へ (バウハウス叢書): ヴァシリーカンディンスキー (著), Kandinsky,Wassily (原名), 久雄,宮島 (翻訳): 本

    Amazon.co.jp: 点と線から面へ (バウハウス叢書): ヴァシリーカンディンスキー (著), Kandinsky,Wassily (原名), 久雄,宮島 (翻訳): 本
  • 京大院生の書店スタッフが「正直、これ読んだら人生狂っちゃうよね」と思う本ベスト20を選んでみた。 ≪リーディング・ハイ≫ | 天狼院書店

    2016-06-28 京大院生の書店スタッフが「正直、これ読んだら人生狂っちゃうよね」と思うベスト20を選んでみた。 ≪リーディング・ハイ≫ *この記事は、天狼院ライティング・ゼミで「読まれる文章のコツ」を学んだスタッフが書いたものです。 人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜 京都スタッフ三宅です。 あの、書店スタッフとしてこんなこと言うのもどうかと思うんですけど、 ぶっちゃけ、読むのってめんどくさくないですか?? 借りるのでない限り、ネットやテレビみたいに無料じゃないし。 眠たい時に読んでると寝ちゃうし。 肩こりも酷くなるし。(これは私だけ?) だけど、読む。読んじゃうんですよね。 私は、を読むのがめんどくさいけど大好きです。 なんでかというと、今までに、たくさん励まされてた

    京大院生の書店スタッフが「正直、これ読んだら人生狂っちゃうよね」と思う本ベスト20を選んでみた。 ≪リーディング・ハイ≫ | 天狼院書店