2022年8月18日のブックマーク (5件)

  • (4ページ目)「『9割が飛ぶ』と言われる世界で…」47歳の普通のOLが、“受刑者専用”の求人雑誌を作った数奇な経緯 | 文春オンライン

    ――一筋縄ではいかないんですね。 三宅 応募者の側も、厳しく管理してほしいという人はいますからね。ただそれも程度問題で、「雇ってやったんだから何があっても文句を言うな」という会社では困ります。犯罪歴がある人は再就職が難しいからと足元を見る経営者も世の中にはいて、求人誌を始める前は「出所者雇用を積極的におこなっている会社で就労したことがあるが、超ブラックだった」「狭い寮に何人も押し込められて生活環境が最悪」という話を何度も聞きました。 ――残念ながらいかにもありそうな話です。 三宅 だから『Chance!!』に掲載してもらう企業は、代表者から直接お話をお聞きした上でこちらで選定させて頂いています。出所者を雇用する理由を聞き、出所者の身元引受人になることは可能か、寮や社宅の住宅支援や当座の生活費支援をすることは可能かなどをお聞きして、この会社は社員を大切にしていなそうだと感じたら掲載はお断りし

    (4ページ目)「『9割が飛ぶ』と言われる世界で…」47歳の普通のOLが、“受刑者専用”の求人雑誌を作った数奇な経緯 | 文春オンライン
    songanman
    songanman 2022/08/18
  • (3ページ目)「『9割が飛ぶ』と言われる世界で…」47歳の普通のOLが、“受刑者専用”の求人雑誌を作った数奇な経緯 | 文春オンライン

    ――『Chance!!』は専用の履歴書もついていますよね。「直近の事件の背景」、「再犯の可能性について」など見慣れない項目が並んでいますがこれはどうやって作られたのでしょう。 三宅 法務省から委託を受けて犯罪歴や非行歴のある人の自立支援を行う「更生保護施設」の施設長から面談シートの内容を教えて頂き、それを参考にして作りました。一般的な履歴書とは異なり、施設での生活や自分が起こした事件の説明、前科などを書く欄があります。全部で4ページあり、自分の過去と向き合わないと書けないので、書くのに1週間以上かかる人もいます。受刑者にとってハードルは高いですが、それを乗り越えた人が応募しているからこそ、定着率もそれなりに高いのではないかと思っています。 「Chance!!」に付けられている応募用の履歴書。「犯罪歴」「懲罰の回数と内容」などの項目が見える ――たしかに、受刑者を雇用して支援したいという意欲

    (3ページ目)「『9割が飛ぶ』と言われる世界で…」47歳の普通のOLが、“受刑者専用”の求人雑誌を作った数奇な経緯 | 文春オンライン
    songanman
    songanman 2022/08/18
  • (2ページ目)「『9割が飛ぶ』と言われる世界で…」47歳の普通のOLが、“受刑者専用”の求人雑誌を作った数奇な経緯 | 文春オンライン

    ――求人誌という形にたどりついたのは何故だったんでしょう。 三宅 ボランティアを通して犯罪歴や非行歴のある人と会って話を聞く中で、彼らが仕事を見つけ社会復帰することの難しさを知りました。家族から絶縁されて帰る家もなく、住所がないため仕事も探せず、ネットカフェなどに泊まっているうちに所持金を使い果たして、3布団付きの刑務所に戻るために再犯……という人も多い。だから仕事と住居を見つけることが大事だと思って、2016年からまずは犯罪歴や非行歴のある人向けの有料職業紹介事業を始めました。でもこれが全然うまくいかなくて……。 三宅 最初は紹介事業だったので、私が元受刑者と面接して「この人なら大丈夫、一生懸命頑張ってくれる」と思える人を企業に紹介するんですが、なかなかうまくいきませんでした。1年半で面談したのがたったの20人で、うち5人が内定をもらうことができたのですが、その5人が次々と行方不明にな

    (2ページ目)「『9割が飛ぶ』と言われる世界で…」47歳の普通のOLが、“受刑者専用”の求人雑誌を作った数奇な経緯 | 文春オンライン
    songanman
    songanman 2022/08/18
  • 「『9割が飛ぶ』と言われる世界で…」47歳の普通のOLが、“受刑者専用”の求人雑誌を作った数奇な経緯 | 文春オンライン

    罪を犯して刑務所に数年間いた人が出所する時、新しい生活への希望とともに襲いかかるのが「再就職」への不安だという。 生活していくためにも自尊心を取り戻すためにもお金は必要だが、犯罪歴がある人間が働き口を見つけるのは簡単ではない。そんな犯罪歴・非行歴のある人を対象に、刑務所や少年院に配られている求人情報誌がある。 それが、2018年に創刊した日で初めての受刑者向け求人誌『Chance!!』。編集長を務める三宅晶子さん(51)は、自らも非行少女だった過去を持つ。せっかく刑務所から出所しても、2人に1人は刑務所に戻ると言われる昨今、三宅さんが求人誌をつくった理由とは――。(全3回の1回) ◆ ◆ ◆ <1回> ――三宅さんが『Chance!!』を創刊された2018年3月から4年になりますが、これまでどんな反響がありましたか? 三宅 最初は750部、掲載企業13社から始まった『Chance!!』も

    「『9割が飛ぶ』と言われる世界で…」47歳の普通のOLが、“受刑者専用”の求人雑誌を作った数奇な経緯 | 文春オンライン
    songanman
    songanman 2022/08/18
  • 千曲川が氾濫した戌の満水から280年、気象災害に備える(福和伸夫) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    280年前の大水害 今から280年前、旧暦の寛保2年8月1日(西暦では1742年8月30日)に、千曲川流域で土石流や洪水氾濫が起きました。江戸でも高潮が起き、その後、利根川、荒川、多摩川周辺でも洪水が発生しました。寛保2年が壬戌(みずのえいぬ)の年であることから、戌の満水と呼ばれています。北上した台風による大量の雨が、長野と関東平野を隔てる関東山地や浅間山、八ヶ岳などに降ったことが原因のようです。8月26日ごろから雨が降り始め9月6日にかけて洪水が起きたようで、8月30日の被害が特に大きかったようです。 戌の満水の被害 戌の満水では、信濃川の上流の千曲川流域で、約3千人の死者が出たと言われていて、家屋流出も約6千戸、田畑の半分以上が流出や冠水の被害を受けたようです。当時の人口は、現在の4分の1程度ですから、今でいうと1万人を超える被害になり、水害としては前代未聞の大災害です。千曲川上流では

    千曲川が氾濫した戌の満水から280年、気象災害に備える(福和伸夫) - エキスパート - Yahoo!ニュース
    songanman
    songanman 2022/08/18
    "戌の満水では、信濃川の上流の千曲川流域で、約3千人の死者が出たと言われていて、家屋流出も約6千戸、田畑の半分以上が流出や冠水の被害を受けたようです。当時の人口は、現在の4分の1程度"。