2024年6月19日のブックマーク (5件)

  • 母は「行きなさい」と声をかけ、死んだ…13歳、9歳、5歳、11カ月の4人がアマゾン密林で過ごした40日間の中身 きょうだいの命をつないだ驚異のサバイバル術 (5ページ目)

    母は「行きなさい」と声をかけ、死んだ…13歳、9歳、5歳、11カ月の4人がアマゾン密林で過ごした40日間の中身 きょうだいの命をつないだ驚異のサバイバル術 捜索活動を率いたコロンビア軍のペドロ・サンチェス大将はウォール・ストリート・ジャーナル紙に対し、生存へ導いた要因が4つあると語る。すなわち、生きようとする意志、強力な免疫力、先住民の知恵、そして健康状態の良さだ。サンチェス氏はまた、「5つ目を加えたいと思います。奇跡です」と語った。 近代的な軍の装備、伝統的な先住民の知恵 捜索活動が成功した理由は何か。CNNは「彼らの発見には、130人以上の特殊部隊と、この国で最も熟練した先住民ガイドのチームを要した」と述べ、「ある意味で4人の子供たちは、伝統と近代性の融合によって救われた」と指摘する。 軍はGPSや高度な無線通信を投入し、ジャングルの上空を400時間以上飛行した。料の詰まった箱やサバ

    母は「行きなさい」と声をかけ、死んだ…13歳、9歳、5歳、11カ月の4人がアマゾン密林で過ごした40日間の中身 きょうだいの命をつないだ驚異のサバイバル術 (5ページ目)
    songanman
    songanman 2024/06/19
    "軍の精鋭部隊であっても、ジャガーやアナコンダなどの野生動物が跋扈するアマゾンを安全に捜索するためには、現地ガイドの助力を欠かすことができなかった。実際、彼らを発見したのは、先住民4人からなるチームで"。
  • 母は「行きなさい」と声をかけ、死んだ…13歳、9歳、5歳、11カ月の4人がアマゾン密林で過ごした40日間の中身 きょうだいの命をつないだ驚異のサバイバル術 (4ページ目)

    母は「行きなさい」と声をかけ、死んだ…13歳、9歳、5歳、11カ月の4人がアマゾン密林で過ごした40日間の中身 きょうだいの命をつないだ驚異のサバイバル術 ペレス教授は例として、「アマゾンの当該地域にはおよそ80種類のヘビがいますが、毒蛇は5種類だけです。彼ら(先住民たち)は、毒ヘビとそうでないヘビを見分けることができるのです」と説明している。 捜索部隊の足音におびえ、隠れていた… リーダシップを発揮してきょうだいを率い、慎重かつ勇敢に4人全員を生存へと導いたレスリーさんだが、その慎重さがアダとなった場面もわずかながらあったようだ。 捜索に当たったコロンビア軍は、レスリーさんの祖母の声で「その場にとどまるように」とのメッセージを録音し、軍用機のスピーカーを通じて上空からむやみに動き回らぬよう呼びかけていた。だがヘリからの大音響にレスリーさんはおびえ、捜索班が付近を通るたび、見つからないよう

    母は「行きなさい」と声をかけ、死んだ…13歳、9歳、5歳、11カ月の4人がアマゾン密林で過ごした40日間の中身 きょうだいの命をつないだ驚異のサバイバル術 (4ページ目)
    songanman
    songanman 2024/06/19
    "父親が以前、コロンビアの反政府武装組織から脅迫を受けており、制服を着用した捜索メンバーにおびえた可能性があるという。豪公共放送のABCは、捜索隊が20~50mの範囲にまで接近しながら、何度も発見に失敗したと"。
  • 母は「行きなさい」と声をかけ、死んだ…13歳、9歳、5歳、11カ月の4人がアマゾン密林で過ごした40日間の中身 きょうだいの命をつないだ驚異のサバイバル術 (3ページ目)

    発見当時のレスリーさんは、頬と歯ぐきとの間になにかを蓄え、ゆっくりと口を動かしていた。それはこの地域に自生するアマゾンココヤシの種だった。大きさは親指の先ほどで、脂肪分を豊富に含み、アマゾンの部族は植物油の原料として活用している。 子供たちが手に入れた種は未熟で、およそべることができない。そこでレスリーさんは口の中で、唾液と体温で種をほぐそうとした。先住民の捜索隊の一人は首都・ボゴタで開かれた会見で、「彼女は(種子を口に)蓄えていました。口内の温もりで種子がほぐれ、その果肉をきょうだいに与えられるようにと」と語っている。 ヘアバンドで即席のシェルターを作る アマゾンには有毒なヘビや蚊などが生息し、一夜を明かすのも安全でない。そこでレスリーさんは、自身と幼いきょうだいたちの安全を守ろうと、簡易的なシェルター(避難小屋)を設営した。墜落からまだ日が浅いうちに、機体残骸のすぐ脇でも設営を行った

    母は「行きなさい」と声をかけ、死んだ…13歳、9歳、5歳、11カ月の4人がアマゾン密林で過ごした40日間の中身 きょうだいの命をつないだ驚異のサバイバル術 (3ページ目)
    songanman
    songanman 2024/06/19
    "「森には毒のある植物も多いですので、(レスリーは)食べられない果実を理解していました」とも語っている。遭難以前からのアマゾンでの日頃の暮らしが、自然と緊急時への備えとなっていたようだ"。
  • 母は「行きなさい」と声をかけ、死んだ…13歳、9歳、5歳、11カ月の4人がアマゾン密林で過ごした40日間の中身 きょうだいの命をつないだ驚異のサバイバル術 (2ページ目)

    機内にあった料をかき集め、水源を目指す 子供たちは、ありったけの料をかき集めると手を取り合い、機体のドアを開けて外へ踏み出した。水源の重要性を教わっていたレスリーさんは、川を探すことを目指してきょうだいを率いた。その後1カ月以上も続く、密林でのサバイバルの始まりとなった。 子供たちが第一歩を踏み出した痕跡を、のちの捜索メンバーは米ワシントン・ポスト紙にこう語っている 「(事故現場に)近づくにつれ、死臭が感じられた」「しかし彼らはまた、生命の兆候をも感じた。機体のドアが開いていたのだ」 レスリーさんはやみくもに墜落現場を去ったわけではなかった。母親をやむなく機内に置き去りにするという胸が締め付けられるような状況のなか、生き延びるために必要な物資を確保するという極めて賢明な選択を行っている。 米公共放送のNPRは、捜索班に加わった先住民族の発言を基に、発見時の状況を報じている。子供たちは発

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    songanman
    songanman 2024/06/19
    "コロンビアの政府機関・家族福祉研究所の所長は、ジャングルが収穫期であったため果実を確保しやすかったのではないかと説明している。 レスリーさんたちがかじった果実は、捜索隊に生存を知らせるメッセージに"。
  • 母は「行きなさい」と声をかけ、死んだ…13歳、9歳、5歳、11カ月の4人がアマゾン密林で過ごした40日間の中身 きょうだいの命をつないだ驚異のサバイバル術

    4きょうだいは、密林の中で生き延びることができたのだろうか。 墜落した単発プロペラ機・セスナ206は、5月1日の早朝、迫害を受ける先住民族のウィトト族の一部を避難させるため、人里離れたアララクアラの集落を離陸した。パイロット、先住民族の長、母親と4人のきょうだいが乗っていた。長女のほか、9歳、5歳、11カ月の乳児だ。 米CNNの報道によるとパイロットは離陸直後、管制官に対してエンジンの不調を報告。その後一度は持ち直したものの、1時間とたたないうちに再度トラブルが発生した。パイロットは「メーデー、メーデー、メーデー」「(着水用の)川を探す……右手に見える……」と無線で告げ、これを最後にレーダーから機影が消えている。 5月16日夜に発見された機体は、前方が大きくひしゃげた状態だった。コロンビア民間航空局が発表した予備的な事故調査報告書は、制御を失った事故機が高さ50メートルの密林のこずえに衝突

    母は「行きなさい」と声をかけ、死んだ…13歳、9歳、5歳、11カ月の4人がアマゾン密林で過ごした40日間の中身 きょうだいの命をつないだ驚異のサバイバル術
    songanman
    songanman 2024/06/19
    "衝撃で先端のプロペラ部が離脱し、機体は垂直に近い角度で地面に衝突したとされる。機体の発見現場で、前